最終更新日 2024年11月19日 by obliok
「DX検定って何?」
「DX検定の認定レベルについて知りたい」
「DX検定は個人でも受けることができるの?」
DX検定はDX、つまりデジタルトランスフォーメーションを念頭に置いた検定のことで、デジタル技術に関する知識、理解度を測ることを目的とする民間資格です。
認定を行っているのは日本イノベーション融合学会で、少子高齢化とデジタル化が進むこれからの社会を担う、人材の育成や発掘に期待が集まる検定です。
社会の発展、そしてビジネス全般に必要となるデジタル技術の知識を扱う検定で、これからの時代になくてはならない知識を持っているか知ることができます。
【PR特集】DX診断士協会は、経済産業省が目指す「DX認定」及び「文書や手続きの単なる電子化から脱却しIT・デジタルの徹底活用を推進する人材」を育成する機関として誕生いたしました。
https://dxnintei.com/
目次
受験に必要な前提となる要件はない
DX検定は2018年の7月に創設されており、2022年の7月に9回目を迎えます。
受験に必要な前提となる要件はないので、誰でも興味を持てば挑戦することが可能です。
試験は60分間で120問に臨む多肢選択式の出題で、自宅や会社のPCを使って試験に臨むWeb受験ができるようになっています。
タブレットでも試験が受けられるので、参加のハードルは要件がないことと合わせてかなり低いといえるでしょう。
検定の結果は後日、スコアがダウンロードできる形で提供されます。
そして日本イノベーション融合学定の認定委員会承認、スコア認定証の発行が行われます。
DX検定はスコアに応じて認定レベルが決まる
DX検定はスコアに応じて認定レベルが決まり、肩書として名乗ることができるようになります。
600点以上の獲得でDXスタンダード、700点以上でDXエキスパート、900点以上でDXプロフェッショナルです。
これは2020年よりDXを推進する企業の人材育成、知識評価の標準指針として活用できるように設けられた仕組みです。
レベルの認定を受けた人は、オープンバッジの進呈が受けられるので、名刺やプロフィールなどに掲載してアピールすることができます。
DX検定のスコアは、スタンダードレベルがエンジニアやプログラマ、エキスパートレベルがUXデザイナーやデータサイエンティスト、AIエンジニアを想定しています。
プロフェッショナルレベルはスコアにもよりますが、アーキテクトやビジネスデザイナー、プロデューサーなどの想定です。
いずれにしても、相応のデジタル技術に関する知識がなければハイスコアは望めませんし、常に貪欲に最新の知識を吸収する姿勢でないと、スコアアップを図るのも難しいでしょう。
個人の受験のチャンスは1回のみ
余談ですが、第9回の検定は2022年7月7日開催で、午前11時00分~12時00分、午後13時00分~14時00分のいずれかで受験が可能という形です。
ちなみに最初の開催は法人向けですが、個人向けにも2022年7月10日に、午後13時00分~14時00分の時間に提供となっています。
法人に対して個人の受験のチャンスは1回のみではありますが、開催は年2回の予定で1月と7月ですから、第9回を逃しても2023年の1月に受験できます。
7月分の申し込みは3月中旬から受付なので、受験を希望するなら早めに決めて申し込み手続きを済ませるのが正解です。
受験当日に時間を確保する必要はあるものの、毎回ほぼ同じ時間帯に開催されると考えられるので、予めその時間帯を確保するように調整しておけば大丈夫です。
DX検定の受験料について
受験に6,600円の受験料が発生しますが、今後この検定がDXを推進する企業の人材評価基準になる可能性を考慮すれば、決して高くはないと思われます。
今すぐに役立つとは限らないにしても、デジタル技術の知識を正確に理解しているか、客観的な評価が受けられるのは間違いなくメリットです。
受験実績のある企業には、大手企業の名前がずらりと並びますから、民間の検定とはいえDX検定に注目が集まっていることが分かります。
合格率は60%を超える水準ですから、難易度的には歯ごたえがあるといった感じで、現役の技術者であれば、高い確率で合格できる可能性があると考えられます。
DX検定でスコアが良い人には、デジタル技術が必要な現場で即戦力になると判断されたり、人材を求める企業に転職しやすくなるメリットがあります。
スコアに応じて交付される認定証は2年間有効
スコアに応じて交付される認定証は2年間有効ですから、肩書を維持するには2年に一度は受験する必要がありそうです。
全体の合格率はそこそこ高いですが、DXプロフェッショナルに認定される人は限られるので、このレベルの認定が獲得できれば自信に繋がります。
DXエキスパートやDXスタンダードと比べても一目置かれますし、デジタル関連の頼りになる人材として企業に重宝される可能性もあります。
現場では技術者をまとめるリーダーのような立ち位置で、DXの推進となれば旗振り役として注目を集めることになります。
人の上に立ったり目立ちたくない人には一見すると向かないと思われますが、リーダーの素質とデジタル技術の知識は別問題です。
知識は知識として重要ですし、将来的には今まで以上にデジタルを活用できる人材が評価される時代になるものと予想されます。
まとめ
興味を持って受験を考えるならデジタル関連の話題で頻出するキーワードを始め、近年何かと取り上げられるキーワードなどの用語の意味を理解したり、応用する為の学習をおすすめします。